設立趣意書
創傷治癒理論の発展は近年目覚しく、例えば湿潤環境の維持、消毒をしないなど、新しい治療方法が普及しつつあります。ゆえに、今まさに創傷ケアは歴史的転換期を迎えているといえます。
最近では、チーム医療およびNSTの活動が行われるようになり、介護関係者も創傷ケアに関わりを持つ時代になりました。そのため、創傷ケアは医師、看護師のみでなく、医療・介護従事者の全般に関わる問題です。しかし、一方で日々の医療・介護の現場における創傷に関する問題点や、疑問点を解決できる場は多くありません。
そうした中、東海地区を中心に、創傷ケアの第一線で取り組む医師や、コメディカルの方々の間で、創傷に関わる問題点、疑問点の解決のため、学術的な研究会を設立しようといった気運が高まってきております。
創傷ケアの基礎および臨床研究、社会への啓蒙や普及をめざし、情報交換できる場を設けることが、東海創傷ケア研究会設立の趣意です。
平成21年3月7日
発起人
医療法人 福友会 福友病院 形成外科 大西山大
きよすクリニック 院長 伊藤喜亮
*第1回東海創傷ケア研究会は、平成21年3月7日に、きよすクリニックにおいて開催されました。
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