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今年は寒かったせいか、低温熱傷の患者さんが例年より多く来院されました。 熱傷治療は、湿潤療法を知っているかどうかで治療法が全く異なります。
湿潤療法でない場合には、痛みがあったり、「植皮が必要かも」と言われることがあったりしますが、湿潤療法で治療すると痛みはほとんどなく、通院レベルの熱傷では、植皮が必要なことはまずありません。
また、入浴やシャワーなども行えることがほとんどです。
湿潤療法の唯一の欠点は、痛みがないことが逆に災いして、膝から下の熱傷でも、歩いたり、走ったりできてしまうことです。
このため,動きすぎて下肢がむくみ、治癒が遅れることがあります。 もちろん、この問題は歩きすぎないこと、足を挙げることで解決できます。
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2010/07/05
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